子どもの脳が危ない
- 作者: 福島章
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1999/12
- メディア: 新書
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しかし、ダイオキシンなどの環境ホルモンを子供に伝えないために、母胎が多く摂取するまえ、要するに若いうちに子供を産め、産むならいっぱい産め。そうすれば、母胎から子供に伝えられるダイオキシンの量も減る云々という話はどうかなと思う。大きなお世話という気もしてしまうが。(むしろ、なんじゃそれ?って感じ)
TVなどの表現が子供に与える影響については共感出来るだけに、この産むという行為についての著者の意見は、不必要だったのではないか。
脳の障害があったため、とんでもない犯罪を犯す云々も納得した。
しかし、脳に問題があっても、結果的に犯罪者になる人間はすくないとは言え、その少数が罪を犯しても「本人の責任とは違い所に問題がある」というのでは、被害者は浮かばれない。
この考え方が広がると、問題は早めに摘むという方向に走らないか?
それはまるでSFの世界。
果たしてそれで良いのか?悪いのか?
心身喪失や、脳の問題ということではなく、全部平等に刑罰を与えるべきではないのではないか?