紫電改の六機―若き撃墜王と列機の生涯

「後を頼む」と言い残して特攻に向かった若者。
その言葉は、人を慮る心が込められているものだと思う。
能力がある故に特攻隊の護衛に回され生き残る。
それはそれでつらい事だったのだろう。
未来を信じて、残る人たちを信じて、ボロボロになりながら戦い続けた若者達。
そんな先達の年齢をあっという間に超えてしまった。
紫電改の六機―若き撃墜王と列機の生涯
★★★★☆

思えば小学校の頃から、この系統の本を読んでいる。
はたして自分はどうなのか?
 一、至誠に悖るなかりしか
 一、言行に恥づるなかりしか
 一、気力に缺くるなかりしか
 一、努力に憾みなかりしか 
 一、不精に亘るなかりしか