タイムシップ(上)

H・G・ウェルズの「タイムマシーン」の続編として、遺族の了解を得て書かれた本。
色んな賞をもらっているけど、どうなの?と思いつつ、上巻を読み進める。
前半部分、再度未来に向かった時間旅行家を待っていたのは、前回訪れた世界とは全然違う世界。
このあたりは、どうにも好きになれなくて「こりゃ、失敗か」と思ったのだが、だんだん読み進めるうちに・・・。
19世紀末に書かれた本のイメージを追ってしまっていたせいか、どうしても、新しい未来の話が、いかにも現代SFって感じでいやだったわけです。でも、再度、現代に戻ったあたりから、俄然面白くなって来ました。
さて、後半どうなるか?
★★★★☆
amazon【書籍】タイムシップ(S・バクスター)早川文庫