エンダーズ・シャドウ(著:オースン・スコット カード)

「エンダーのゲーム」を登場人物のビーンの視点から書かれたもの。といっても、こちらの主人公は、もちろんエンダーではなくビーン。エンダーのゲームの中では、ビーンはエンダーの縮小版のような人物だったが、人に歴史あり、一人一人が自分の人生の主人公というわけで、それはそれはエンダーをしのぐ波乱万丈の人生を4歳までの短期間で味わっている。
ベースとなるストーリーは「エンダーのゲーム」で語られているわけで、それを知っていても、裏話的で面白い。でも、一番の魅力はやはりビーンの内面の葛藤。いくら天才児とは言え、いくら小説とは言え、こいつはたかだか10歳のがきんちょ。それでも、
★★★★☆
amazon【書籍】エンダーズ・シャドウ〈上〉