クルスク大戦車戦(上下巻)(著:デイヴィッド・L. ロビンズ)

史上最大の戦車戦クルスク。確か関東地方ぐらいの広さを争った戦い。戦術的にかろうじて勝利したドイツだが、損失も多く、戦略的には負けと判断されていたような。
主人公はスペイン人とコサック。タイガー対T34も迫力あるが、この作家はやっぱり人がメイン。
★★★★☆
amazon【書籍】クルスク大戦車戦〈上〉 (新潮文庫)
敵味方それぞれの主人公格が、それぞれの視点で。でも、敵同士というのではなく、自分たちのポジションを守っているという感じ。そう、ガンダムのように敵味方で会話をするとか、戦っている相手は何者とか、本当は気にしないものなのである。ふと、生身の人間を見たとして「??」と感じたとしても、その後すぐに別の敵を探す。