手紙(著:東野 圭吾)

重いテーマの小説だと思う。
罪を犯した身内の影響を家族が受け続ける理由。それも罰だから。それは見せしめだから。
でも、そう考える犯罪者がどれだけいるだろうか?罪を犯した者の家族は、その犯人が塀の中で暮らしている間、守られている間、様々な冷たい仕打ちを受ける。これが現実なのだと思う。
世間に対して堂々と生きていくことは、楽な道。その分、家族には苦しい思いもさせる。選択の余地はあるのだろうか。
★★★★☆
amazon【書籍】手紙 (文春文庫)