日本沈没 第二部(上下巻)

★★★☆☆
amazon【書籍】日本沈没 第二部〈上〉 (小学館文庫)
前作で国土を失った日本。そういえば、うちにもあって、小学生の頃に読んだ覚えがある。護衛艦たかつき覚えています。確か、写真が載っていた様な・・・。
そのときから実は考えられていた第二部。前作の最後は、しっかりと第一部完と書かれたいたそうな。(そんなの覚えていない)
というわけで続き。沈没から25年たって、海外に散らばった日本人は、いかにして生き残り、そして、このあと、どこに向かうのか?非常に興味があったが。実際、国土を失って日本人は、そのアイデンティティを保てるのかしら?もちろん、矜持だけでなく、技術や知識も継承できるのか?
メガフロート等を準備して、なんとか一箇所拠点を設けようという試みも、もっと大きな災厄の前には、小さな試みと化してしまう。
本書の最後の展開は、そのひとつの答えでもある?
小松左京の原作で、執筆は完全に谷甲州