ドイツの火砲(著:広田 厚司)

旧ドイツ軍の野砲、対戦車砲、列車砲、対空砲、対空レーダーなどが紹介されているが、私が一番興味があったのは、対空要塞。防空用に強力な対空砲を備え、1万人からの避難民を迎え入れ、大事な大事な芸術作品を収納するためにわざわざ作った現代のお城。すごいもんだ。攻め寄せるB17相手だけでなく、地上のソ連軍相手にまで闘ったとか。
この本では、それぞれの価格も載っている。それはそれは無駄な支出だらけと言えばそれまでだが、それは歴史でもある。
★★★★☆
ドイツの火砲―制圧兵器の徹底研究 (光人社NF文庫)