解夏

物語を読んだ後、続きはどうなるの？という気にさせる本も多い。
４つの短編が収められているが、どれも「その気」にさせる話である。
それは良い意味で「あぁ、このあとの彼（彼女）達が幸せになるところが読みたい」という事なのであるが、それはそれ。「水底の村」で出てくる台詞「記録していい記憶と、記録してはいけない記憶がある」が印象に残っている。
よって「続編を書くべき物と、書いてはいけない物」ということか。
ブレードランナーとは大違い（笑）。